知識

リチャードソンジリスを迎える前に(心構え編)

リチャードソンジリスは仕草や表情が可愛く、(既に飼っていたとしても)今すぐにでも飼いたい衝動に駆られることが多々ありますが、飼う前にいくつか覚悟をする必要があります。

漠然と例をあげると以下の3点でしょう。

・経済面
・環境面
・精神面

ただただ単純に「可愛いから」といって衝動買いをすると後悔するかもしれません。

そうならないためにも必ず知識を身に着けてから迎えましょう。

一応カテゴリー分けをしていますが、いささか微妙な分け方になってしまっていいます。ご了承願います。。。

  

経済面

まずは経済面。
当然ながら彼らを飼育するにあたり、初期投資はもちろん、ランニングコストが掛かります。

生体費用に始まり、ケージや餌、夏冬の空調代、通院代などなど。

詳しくは

リチャードソンジリスの飼い方 その1

価格の項にて解説しています。

  

環境面

続いて環境面。ペットを迎えるとなると当然ながら人のみの生活と異なり、においや音などを発します。
 

 

におい

 

まずはにおい(匂い)でしょうか。


リチャードソンジリスは “基本的には”匂いの少ない動物です。
ただし、オスの発情期には独特の匂いを醸し出します。

この匂いが平気な人もいれば、苦手な人も。。。

また、当然ながら排泄物もある程度の匂いがします。

こちらも時期により多少異なりますが、尿の匂いは無臭とはいかず、特有のアンモニア臭がします。

脱臭効果のあるトイレ砂を用意したり、こまめな掃除をしたりとある程度は対策が可能です。

糞に関しては特に気になりません。糞が強い匂いを発しているようであれば食生活を見直してみましょう。

 

 

音の面でも注意が必要です。

個体差もありますが、鳴き声という点ではそこまで悩まされることはないでしょう。

それでも一切鳴かないわけではなく、発情期であったり、感情の変化などによっては鳴く場合もあります。

小鳥のようなピヨピヨ、ピーヨピーヨピーヨ、とでも表現できそうな鳴き声を時折出すことがあります。

また、人間同様に時折寝言もあります。ピョッと言うことがあり、こちらは騒音とはいかずほっこりさせてくれる音ですね(笑)


他には活動音。

ケージの種類、回し車の種類にも左右されますが、個体によっては一日中走りまわる子もいます。
思っている以上に回し車の振動でガタガタと音が響きます。

回し車のみならず、餌皿などをひっくり返したり、ケージ内の物を動かしたりするので音の原因となります。

金網のあるケージですと金網をかじることが多々あり、それもまた音の原因となるでしょう。

 

温度管理

 

暑さにも寒さにも弱く、年間を通してほとんどエアコンをつけた状態にすることになるかと思います。

経済面にももちろん影響がありますが、最低限ケージ内が一定の温度になるような工夫が必要です。

 

その他

 

これ以外にはケージの外へ出すことを考慮すると配慮しなければならないことがたくさん出てきます。

コード類や家具・布製品など、油断をしていると噛んでいることがあります。
好奇心が元々強い生き物なので、彼らを咎めるのではなく噛まれないように保護をするか、常に目を離さないようにする、出歩ける範囲を制限するなどの工夫が必要です。

また、壁紙(クロス)など、垂直面に対しての破壊力もなかなかのものがあります。
賃貸物件の場合、確実にお金が絡んでくる部分なので注意しましょう。

他にも、コード類は感電のリスクが伴います。
コードそのものを保護するものも市販されていますが、過信せずに当然ながらケージ内への配線は極力避け、ケージ外へ出す場合は目を離さないようにするなどの配慮が必要です。

リチャードソンジリスを飼う場合はこれまでの生活様式を変える必要性が生じる場合がほとんどです。

 

精神面

 

続いて精神面です。

リチャードソンジリスに限らず、ペットを飼うということは必ず責任が伴います。

懐かなかった、こんな生き物とは思っていなかった、からといって飼育放棄とならないよう十分にリチャードソンジリスという生き物を理解してから飼い始めましょう。

また、飼育環境下では彼らは食事や環境を自分の力ではどうにもできない状態にあります。飼い主がどのような状態(機嫌や体調、境遇)であれ、掃除や餌やりをしなければなりません。

しつけらしいしつけができる動物でもないため、なにかと手を焼くことが出てくることもあるかと思いますが、それを受け入れるだけの覚悟が必要になるでしょう。

 

他にも、悲しいですが彼らも病気やケガをすることもあるし、そして最後には亡くなります。

命に関わるような病気やケガの時、どのような対応をするのか。

亡くなった時にはどのようなお別れ方をするのか。葬儀屋さんを頼むのか否か、などなど。

1人で飼う場合でしたら独断で構いませんが、家族で面倒を見ていた場合、それらの対応は事前にある程度は決めておいた方がいいでしょう。

 細かいことかもしれませんが、この意見の相違で判断が遅れたり、喧嘩になることもあります。複数人で飼育する際はお互いの意見を納得したうえでお迎えをすることをおすすめします。

 

最後に

以上で心構え編とさせていただきます。

何が言いたいかというと、育児放棄に繋がらないようにしましょう、ということです。

少しでも参考になることがあれば幸いです。

 

 

 

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