知識 飼い方

リチャードソンジリスの飼い方 その4 <食事について②>

前回は主食(牧草・ペレット)に関してでしたが、今回はその他の副食についてです。

副食としては野菜や果物、木の実や野草などがあげられます。

基本的には嗜好性が高く、おやつ感覚で与える場合が多いです。

ついつい与えがちになってしまいますが、与えていいものかどうかの判断が飼育者に委ねられてしまいます。

例えば人間にとって毒性がないものでも、リチャードソンジリスにとっては毒となる場合が多々あります。

他にも肥満に繋がるものや、少量では問題とならなくても与えずぎによってなんらかの影響を及ぼすものなど様々です。

ここではそれらの注意点を抑えながら解説していきます。

 

野菜

生野菜は基本的に好んで食べるため、与える際には主食の量を調整するなどの工夫が必要です。

ただし、野菜に関してもリチャードソンジリスにとっては毒となりうる物が多く存在することに注意が必要です。

そのため、知識がない場合や不安が残る場合は与えない方が賢明でしょう。

また、毎日必ずしも与えなくてはならないというわけではありません。

副食全般に言えることですが、調理中や人の食卓に上がる際のおすそ分け程度に考えるといいでしょう。

毎日牧草・カリカリじゃつまらないだろうから少しあげようかな、ぐらいの感覚でいいかと思います。

少々細かい話になりますが、野菜の「科」についての知識を増やすといいでしょう。

例えばアブラナ科の野菜として挙げられるのは

カブ・キャベツ・小松菜・大根などがあります。

アブラナ科の野菜は与えても問題がないものが多いですが、大根の葉やカブの葉はカロテンやカルシウムが突出して高く含まれています。

栄養が偏ることのないよう、バランスよく与えたいですが、そのためにもある程度の知識や調べる癖を身に着けましょう。

 

また、生後半年ほどの成長期でしたらあえてカロリーの多いサツマイモやカボチャなどを主食に加え、発育を促すこともあります。

 

 

与えてもいい野菜

 

嗜好性は二の次に羅列していきます。

セリ科 にんじん、セロリ、三つ葉など

アブラナ科 小松菜、水菜、大根の葉、キャベツなど

ウリ科 きゅうり、カボチャ、スイカなど

その他サツマイモトマトブロッコリーなども与えられます。

きゅうりなどの水分を多く含む野菜は与えすぎるとお腹を壊す原因になります、ほどほどに。

反面、給水器の使い方をなかなか理解しないベビーのうちは水分量の多い野菜で補ってあげるなど、使い方次第で役立ちます。

また、当然ながら無農薬・減農薬野菜を選びましょう。水洗いすることも忘れずに。

野菜と呼ぶにふさわしいかは定かではありませんが、ハーブ類も好んで食べます。

ただし、ハーブ類は薬効成分も含んでいるため与えすぎには気を付けましょう。

シソやバジル、パセリ、ミントなど。

 

与えてはならない野菜

 

ここでは主な野菜で与えてはならないものを紹介しています。

上記与えてもいいものにも、ここにも紹介されない野菜類は与えない方が賢明でしょう。

 

ネギ類 長ネギ・玉ねぎ・ニンニクなど

生食も加熱調理をしても絶対与えてはいけません。簡潔に言えば血液中の赤血球を破壊してしまい中毒となります。人間ならば「血液サラサラ」で済むんですけどね・・・。

 

アボカド

人間以外には中毒となるペルシンという物質を含んでいます。

香りが好みのようで食べたそうにしますが与えないように気を付けましょう。

 

生の大豆、及び生の豆類

生の大豆は膵臓(すいぞう)の働きを阻害する酵素を含みます。リチャードソンジリスのみならず人間にも有毒です。ただししっかり加熱処理されていればこの酵素は分解されるため無害です。

また、その他豆類も生で与えるのは避けた方が賢明です。

通説では他の生き物に自分たち(豆)の種を食されないようにするため、毒を持つ豆類が多いようです。

 

ジャガイモの芽

ジャガイモの芽にはソラニン物質が含まれます。これは神経麻痺や腹痛などを引き起こします。

芽の部分のみならず、緑色に変色した皮やその周辺部位にも含まれます。

通常の加熱処理をしてもソラニンは分解されないため、確実に除去してから与えてください。

個人的にはジャガイモは与えないようにしています。

 

刺激物

唐辛子やショウガなど、いわゆる香辛料として利用されるものは与えない方がいいでしょう。

 

 

 

 

ひと工夫

 

我が家ではリチャードソンジリスが小さいうちから、サツマイモやカボチャを茹でて潰してペースト状にしたものを時々与えています。

少々甘みのある野菜類に限るのですが、ペースト状にした野菜に慣れさせておくと、病気の時や投薬時にペーストに混ぜて与えることができてなにかと役に立ちます。

もちろん投薬時にはお医者さんにペーストに混ぜても問題ないか確認する必要がありますが。

小さいうちに嗜好性の高い野菜を利用していますので、人慣れもしやすくなります。

薄くスライスしたものをほんの少し浸るぐらいの水で煮るだけです。

半透明になればいいだけなので調理時間はほんの数分です。

それをフォークやスプーンでペースト状にして与えます。

おためしあれ

 

果物

 

野菜以上に嗜好性が高く、かつカロリーも高い場合が多いです。

野菜同様、おすそわけ程度に与えるのがいいでしょう。

果物も野菜のようになんでも与えられるわけではありません。

こちらもある程度の知識が必要です。

 

与えられる果物

 

イチゴなどのベリー系

リンゴやバナナ、柿、キウイフルーツなど、基本的には店頭に並ぶ果物は与えられると考えていいでしょう。

ただし、アンズや梅・サクランボ・ウメなどのサクラ属の果物を与える場合は注意が必要です。

こちらについては下記で解説します。

  

与えられない果物

 

上記のようにサクラ属の果物には注意点があります。

これらは種や熟していない果肉には中毒を引き起こす成分を含みます。

ウメの種は有毒成分を含むことで有名ですが、サクランボの種は少し意外かもしれません。

果肉は熟していれば問題ないのですが、熟しているか怪しい場合は与えないようにしましょう。

また、野菜の項でも述べましたが、アボカドは種も果肉もリチャードソンジリスにとって有毒です。くれぐれも気を付けましょう。

(アボカドは野菜です、豆知識ですね)

他の果物も同様に、知識に不安がある場合は種の部分は与えないようにしましょう。

 

その他の副食

ミルワームを全力でぼかしています

 

市販されている小動物用のおやつ類

 

嗜好性が高く、まさにおやつです(笑)

肥満に直結しやすいため、与えすぎないようにしましょう。

品質表示をよく確認し、エネルギー量(カロリー)や砂糖類を使っていないかどうかなどをよく確認しましょう。

なるべくならば人口添加物や砂糖は不使用の物を選んだ方がいいでしょう。

人慣れさせる手段としては有効となるため、適切な量を与えるようにしましょう。

 

野草など

 

タンポポなどの一部の野草は与えることができます。

ですが、与えられる植物かどうか・汚染されていないか・本当にその植物と判断しきれるのか、など問題が多く存在します。

除草剤が撒かれた土地のものであったり、犬猫などの排泄物で汚染されている場合が多いです。 

不安要素が多いため、極力避けた方がいいでしょう。

 

木の実や穀類

 

嗜好性は高く、欲しがりますがカロリーが高いものが多いため肥満に繋がりやすいです。

こちらもおやつ感覚でしたら構いませんが、多量に摂取しないように気を付けましょう。

そもそも樹上性の生き物ではないので、野生下ではほとんど食していないかと思われます。

与えてはいけないわけではありませんがほどほどに・・・。

 

動物性たんぱく質

 

動物性たんぱく質は野生下ではほとんど摂取していません。

恐らく土を掘る過程や、植物を食す際に紛れ込んで食べているぐらいでしょう。

とあるショップ店員いわく、動物性たんぱく質が欠如するとイライラしやすいそうです。

我が家では噛み癖が酷かったこむぎに、おやつとして少量の乾燥ミルワームを与えるようにしたところかなり収まりました。

 

 

 

虫が苦手な人も多いかと思いますが、乾燥してカリカリなので、手探りで2本ほどつまんですぐに渡してしまえば大丈夫かと思います(笑)

乾燥しているだけなのにどことなく炒ったような香ばしい香りで食いつきもいいです。オススメ。

 

また、動物性たんぱく質と聞くと乳製品を考える人もいるでしょうが、牛乳はもちろん、チーズ類もできる限り避けた方がいいでしょう。

乳糖を分解できるわけではないようなので、お腹を壊す可能性があります。

 

副食まとめ

 

嗜好性の高いものが多く、喜んで食べる姿を見たいがためについつい与えがちになりますが、肥満に繋がりやすいものが多いです。

コミュニケーションの一環として考え、主食とは切り離して考えましょう。

 

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