これまでリチャードソンジリスの飼い方についてケージや食事について記載してきましたが、今回は備品についてです。
ここでは回し車や給水器、かじり木の選び方を解説していきます。
回し車
ショップ店員さんによっては入れなくてもよい、としていますが入れてあげることをオススメします。
運動不足の解消に繋がり、結果として肥満を防ぐことにも繋がります。
飼育環境下では単調な生活となりがちなため、刺激を与えるという意味でも効果的です。
選ぶポイント
回し車を選ぶポイントはとにかく大きいこと、安定感があること、事故に繋がる要素がないことです。
回し車が小さいと常に身体が弓なりに反った形になり、腰への負担が大きくなってしまいます。
可能な限り大きい回し車を用意してあげるといいでしょう。
リチャードソンジリスの体長は約30センチ前後なので、回し車の直径もそれに合わせて30センチ以上の物を選びましょう。
ケージの種類によっても選択肢が限られてきますが、金網ケージの場合ならば金網に固定できるような回し車がオススメです。
また、リチャードソンジリスの特性としてなんでもかじります。
その力強さも相まってなにかと回し車を倒されることが多いので、倒されないように固定できる環境であるならば固定した方がいいでしょう。
オススメの回し車
値段とのバランスもよく、オススメの回し車は以下の2つです。
- SANKO U46 サイレントホイール フラット30
- MLP-29 静音ホイール31
我が家ではサイレントホイールを使用していますが、レビューを見る限りでは静音ホイールの方がいいのかな?とも思います。
今後買い替える際は静音ホイールを試す予定です。
正直オススメしない回し車
以前まではサンコーさんのメタルサイレントホイールを使用していました。
こちらは安定感もそれなりにあったのですが、
- 足元が金網のため爪が引っかかって抜け落ちることがある。
- 金属部位が多くとにかくかじる
- 中心から外円に向けてのバーがとにかく危ない
特にバーが危険でした。
走り回って回転中に飛び降りようとすることも多く、何度かバーに体がぶつかっている現場を目撃しました。
事故に繋がる可能性が非常に高いように感じます。
他の動物はわかりませんが、リチャードソンジリスに使わせるのはちょっと・・・。
サンコーさんの商品のみならず、このようにバーがあるタイプの回し車は避けた方が賢明です。
給水器
正直好みの問題です。
フック状にぶら下げるタイプや金網に引っ掛けるタイプ、据え置きタイプとありますが、ケージのタイプ次第で選びましょう。
他には容量でしょうか。
基本的には水替えは毎日ですが、飼い主が外泊するなど、水替えができない状況も発生します。
そんな時でも水が足りなくならないようにこれでいいかな?という容量よりも1つ上のサイズを選ぶといいでしょう。
ちなみに我が家で使用している給水器は
マルカン ウォーターボトルフラットMです。
特にこだわりもなく、サイズ感と丸っこいものよりもスッキリしたデザインだったのでこれにしました。
給水器に関しては必要最低限の機能と容量さえあれば問題ないかと思います。
かじり木
繰り返しになりますが、リチャードソンジリスはなんでもかじります。
ケージ内のものはかじれそうならばかじります。
また、歯が一生伸び続けるので、それを削るためにもかじっても問題ないものは用意してあげましょう。
一応チモシーを与えていればそれなりに歯は削れるようですが、少々心もとないです。
かじり木を用意しておいた方が無難です。
種類としては金網に取り付けられるタイプが多く見受けられます。
こちらは安価なものだとかじられると中心から金属の芯が覗くようになり、それをかじられ続けてしまうと歯の疾患に繋がります。
こまめにかじり木の様子を見て都度交換出来ればいいのですが、個体によっては一週間と保たないこともあります。
交換の手間も少なく、結果としてコスパもよく、好んでかじっているのが
ミニアニマン 快適 かじってスッキリです。
並み状になっていて、溝の歯ごたえがいいらしく、結構な頻度でかじっています。
こちらは金網にワイヤーで括り付けることも可能ですが、我が家では何も手を加えずに放り込んでいます。
かじって小さくなっても内部から金属部も出てこないので安心です。
他にもチモシーのみで作られたかじり木のようなものも存在しますが、1日でボロボロにされたことがあったため、食事を兼ねているものはなるべく避けるようにしました。
ただし、いわゆるチモシーキューブは愛用させてもらってます。
マルカン ごち草キューブ
チモシーよりもアルファルファの方が多く配合されていますが、なかなか固いようでかじり木感覚でケージ内に数個転がしています。
かじり木とは違ってカロリー摂取もされてしまうため与えすぎには注意したいですが、かじり木に見向きもしないような子の場合には試してみてもいいでしょう。
備品①まとめ
ケージの種類に左右されることが多いものばかりのため、一概にこれがいい、とは言える項目は少ないですが、最も事故に繋がりやすい回し車に関してはよく吟味してあげてください。
次回の予定としてはその他の備品、ヒーターや巣箱について記載したいと思います。