ここではリチャードソンジリスの選び方を紹介します。
まずはどのような条件で飼うのかを考えましょう
具体的にショップにて見るべきポイントは
- 性別
- 年齢
- 健康状態
- 性格
性別は?
まずは性別から考えましょう。
リチャードソンジリスの性別によるざっくりとした違いは以下の通りです。
オス
- 野生下では基本的に一匹狼スタイル
- 発情期には独特の匂い
- メスに比べてひと回り大きい
メス
- 野生下では血縁のメス同士で集団生活
- 発情期には少々凶暴化
- オスに比べて若干価格が高い
懐くかどうかは雌雄の違い以上に、個体差によるものが大きいです。
メスの発情期の凶暴化は、個体差によって大きく異なるようで、場合によっては強く噛まれることもあるようです。皮手袋が必要になることも。
一方でオスは、凶暴化というよりはどこか気怠そうになります。ただし匂いが伴いますが。
我が家での発情期の子たちは
おはぎ♂ なんだかだる眠そう。穏やか。臭い。
こむぎ♂ 眠い。動きたくない。太い。穏やか。臭い。
もなか♀ せわしなくなる。巣作りに夢中。凶暴化の兆候は無し。
性別による違いを理解したうえで、どちらを選ぶのかはお好みで。
特にどちらがいい、飼いやすい、というのは私自身そこまで差を感じていません。(もちろんオスは時期により匂いますが。)
年齢
続いて年齢です。
リチャードソンジリスは基本的には小さいうちから飼育するほど懐きやすいと考えていいでしょう。
ショップによってはしっかり人慣れするように接していることもあり、ある程度大きくなっていても懐いてくれることもあります。
ですが、よほどのことがなければベビーのうちにお迎えするといいでしょう。
ただし生後早ければいいかといえばそうではなく、親から無理に引き離されてない子を選びましょう。せめて離乳が済んでいる状態で販売・譲渡されるべきです。
ショップでは"入荷時に生後2か月以上経っている子"を選びましょう。
基本的に店頭に並び始めるのは生後2か月ほどからで、5月中旬以降に入荷をするお店が多いようです。
入荷情報はこまめにチェックしておきましょう。
健康状態
続いて健康状態をチェックしましょう。
- 目ヤニが出ていないか
- 脱毛していたり、過剰に痒がっていないか
- 鼻水やくしゃみをしていないか
- 痩せすぎていないか
- 他の子と比べておかしな動きをしていないか
- 指や爪、歯など欠けていたりしないか
- 活発に動いているか
基本的には他の子と比べて様子がおかしくなければ大丈夫かと思います。
ただし、それはショップの衛生管理が行き届いていることが前提です。
そのような子がいた場合、隔離されていることが通常ですが、それでもなお同じケージ内にしているようではショップの質を疑った方がいいでしょう。
また、食欲など、その場限りでは確認しきれない項目はショップ店員さんに尋ねみるといいでしょう。
性格
一番難しいのが性格を見極めることでしょう。
複数がケージ内に入れてある場合は、周りと上手くコミュニケーションを取れているか、いじめていないか、いじめられていないか。仲良くできているか、などなど。
初めてリチャードソンジリスを見る場合、性格などはさっぱりわからないかと思いますが、複数の子がいれば比較しやすいでしょう。
なるべくなら単体で販売されているショップよりも、複数入荷しているショップの方が性格を見極めるという点では優れているでしょう。
まずはよくよく観察してみましょう。
ある程度気になる子の目星がついてから店員さんに声を掛けましょう。
ケージに手を伸ばした時の反応などもよく見ておきましょう。
手に対して興味を示すような子は好奇心旺盛な子なのかな?とか、逃げるようならば臆病な子なのかな?と推測することができます。
必ずしもこの時の反応と、お迎え後の性格が同一とは限らないのが難点ですが。
もちろんこの時に臆病でも慣れないというわけではありません。
なるべく慣れやすい個体を選びたい場合、手に対して寄ってくる子を選べばいいでしょう。
迷った場合は店員さんに相談してみてもいいでしょう。
ただし、日ごろ世話をしている方や、生体について詳しい方に限りますが。。。
最後に
理屈としては以上になります。健康状態や性格など、ある程度目星がついたらあとは顔立ちや毛色、直観などに頼ることになるかと思います。
ベビー時の毛色は成長とともに変化するのでなんとも言えませんが。。。
なにか少しでも参考になれば幸いです。
おしゃまんべ