知識 飼い方

リチャードソンジリスの行動集

ここではリチャードソンジリスがとる行動の意味などを考察しています。

必ずしもどの個体でも意味合いが同じということではなく、私個人の経験からの憶測がほとんどです。

 

しっぽの動き

お迎え前のこむぎさん 

膨らませる・逆立つ・毛を広げる

 

怒りや興奮、驚き、苛立ち、と主にマイナスイメージです。

喜怒哀楽で言えば"怒"でしょう。

びっくりした時なども若いうちはよく膨らみます。

 

地面と垂直に尾が立つ

 

主に興味があるものに気が付いた時に取る動きです。

好奇心がある時でしょうか。

特に顕著なのは好物を食べている時でしょうか。

座っている背中に尾がくっつきそうなほど垂直か、それ以上に尾を立てます。

喜怒哀楽で言えば"楽"でしょう。

 

しっぽを上下に振る

 

これは場面によって複数意味があるような気がしています。

なになに?と好奇心がありそうにしている時もあれば、びっくりした後に平静を装うようにフリフリすることもあります。

あるいは何かに気が付いた時など。少々興奮気味。それとも不安?

自分を落ち着かせるためにやっているような素振りも。

 

しっぽを小刻みに上下に振る

 

上記よりもさらに小刻みです。他の個体に出くわした時によくやっているような気がします。

警戒?威嚇的な意味?鳴き声を伴うことが多いため、あまりいい意味合いではないでしょう。

ただし、好物を食べている時にも行うこともあるため、一種の興奮状態だと推測します。

  

 

表情・口元

リチャードソンジリスは尻尾以外にも歯を鳴らしてみたり、口元を見せるような仕草を行います。

 

口を半開きで歯が見えるようにしてこちらを見てくる

 

興味・関心がこちらに向いているようです。必ずしも好意的とは限らないので注意が必要ですが、信頼関係ができていれば挨拶のような意味合いになります。

信頼関係ができていなければそのままガブリと来ることもあります。

少々マヌケ面です(笑)

特に指を近づけた時にこの表情を見せます。鼻もヒクヒクさせているので恐らく匂いで判別しているのでしょう。

 

歯を小刻みに左右にこすり合わせている

 

ほとんどの場合がイライラしている時です。

あるいは体調が良くない時。

もしくはリラックスしている時です。

撫でられている時にもこの行動をとることがあります。

猫がゴロゴロいう時と似たような意味合いがあるのでは?と考えています。

不満がありそうな時にもよく見かけます。

ケージの扉に張り付きながら、なんで出してくれないの?と言わんばかりに。

 

歯の音がカチカチするほど上下左右にこすり合わせる

 

ストレスが絶頂状態と思ってもいいでしょう。

ストレスの原因はなんなのかよく観察してみましょう。

個体によっては嬉しさのあまりこれをやる子もいました。

が、恐らくレアケースです。

ストレスの原因を取り除いてあげましょう。

 

鳴き声

 

野生下では主に警戒音として鳴き声を出します。

基本的には頻繁に鳴く種ではないようです。

ただし、飼育下ではある意味では自己主張をするように鳴く子もいます。

我が家では"おはぎ"がそうでした。

 

ピーヨピーヨピーヨ

 

鳥のような鳴き声で、繰り返し途切れることなく鳴きます。

この場合はびっくりした時や怒っている時など、あまりいい意味合いを持っていないように感じます。

突然大きな音などがした時にこのような鳴き方が多かったです。

野生下では周りの同種に対して異常事態を知らせるアラートに似た役割をしているようです。

 

ピヨッ!ピッ!

 

細かく周期的に出すこの音は寂しい時などによく聞きました。

おはぎの場合は構って欲しい時や、人同士が話していて賑やかだと「なになに?」といった感じでこちらを見つめながら鳴くこともありました。

 

ピィッ!!ピィッ!!

 

上記の鳴き声よりもさらに強い音を出すときはどこかを痛めた時や、強いストレスを感じた時のようです。

かなりの不快感を表現しているように感じます。

あるいは、他のリチャードソンジリスを強く求めている時でしょうか。

 

寝言

こむぎさん お迎え後1週間ほど

 

寝言です(笑)ピッ!と時折か細い声で鳴きます。

リチャードソンジリスを飼っているならば一度は聞きたい声ですね。

 

その他

 

バク転をする

 

運動不足になると行います。

ケージ内の広さは足りていますか?ケージによってはバク転の際に天井にぶつかったり、着地の際に餌入れなどの固いものにぶつかってケガをする恐れがあります。

この行動を取るようでしたらただちに飼育環境を見直しましょう。

回し車を入れてあげるなどの対策が必要です。

 

衣類などを持ち帰ろうとする

 

これは巣作りの一環です。

ほとんど本能的な行動なので問題ないでしょう。

あまりにも目立つようでしたらチモシーの与える量を増やしてみたり、2番狩り・3番狩りと呼ばれる柔らかいチモシーを与えてみるといいでしょう。

小動物用の綿も市販されていますが、誤飲の可能性もあるため生体には本来あまりよくはないようです。(と言いつつも私自身も使用していますが・・・)

 

トイレ砂を鼻先で押し固める

 

飼い主としてはあまり喜ばしい行為ではありませんが、尿をした部位を一生懸命押し固めているところを見かけます。

私個人の考えでは恐らく水分を含んだトイレ砂が土を掘る感覚に似ているからだろう、と。

本能的なものかと思うので異常行動ではないだろう、と考えています。

対策としては、時々はペット用の焼き砂などで遊ばせてあげたり(砂浴び)、なるべくトイレをキレイにしておく他ないでしょう。

ただしあまりにもトイレを綺麗にしすぎるのも生体が不安になるでしょうからほどほどに。

砂浴びに関してはチンチラ用砂浴びで調べると多数の商品が存在します。

必ず殺菌処理しているものを選びましょう。

 

我が家では無印商品のプラ製衣類ケースに焼き砂を5kgほど入れ、そこに離して遊ばせています。

なるべく底が深く、広い面積で遊ばせてあげるとストレス解消にもなるでしょう。

 

 

最後に

 

これが全てではありませんが、リチャードソンジリスは飼育していく中でいろいろな表情や行動を取ります。

個体によって意味合いは様々なので、これはどういった意味があるだろう、と想像しながら接してあげてください。

コミュニケーション能力の高さに驚かされるはずです。

 

 

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