今回は SANKO パンテオン WH9045に パンテオン4535・6035用 サイドワイヤーパネルをとりつけ、回し車SANKO サイレントホイール ビッグを装着している際の騒音問題をどうにかしようと取り組んだ記事です。


まずは何故騒音が発生するのか。
金属同士が走る振動によってぶつかり合っているのが主な原因でした。
(回し車そのものも走る振動でプラスチック同士がぶつかり合い騒音を発生させていることは確かです。サイレントとは・・・)
金属同士なのでカンカンと甲高い音が断続的に鳴り響き、頭痛がするほど。
(これってメーカーさんは把握してるのかしら。随分ぞんざいな作りだけど野放しなの?)
メーカーがやらないならこっちでなんとかするしかないわけです。
さて、前置きが長くなりましたがここからが本題です。
用意したもの
・カッターナイフ
刃を新品に変えた方がいいです。切れ味が悪いとストレスに。
・定規
スポンジの幅の計測と、切る際のガイドに使います。
・カッテイングマット
カッターを使うので傷防止に。
・プラスとマイナスドライバー
天板を外す際に使います。マイナスはビス頭隠しに使われてるゴムを外すのに使います。
・リチャードソンジリス(生体)の避難場所
作業時間が少々掛かるので、お出かけ用キャリーケージなどに避難させておくと安心です。
・スポンジ
今回は厚さ3ミリ×100×100のものを用意しました。
ホームセンターで約150円で入手できますが、なければ通販でどうぞ
Amazonで検索したところ、同じ商品だと2㎏梱包(!!?)で届くようですので気を付けてください。完全に業者用です。
今回は裏に粘着性のあるものを選びました。粘着性のないものも存在しますが、粘着性のあるものの方が作業は楽かと思います。
一通り書き出しましたが、材料のスポンジ以外は全て100均の物で充分です。

段取り
スポンジを幅1.3~1.5センチほどに切る。
ある程度の弾力があるため、少し(1ミリ)ぐらいの誤差ならば押し込むことができます。
1.5センチだと少々硬めです。ほんの少しの差ですが、余裕が欲しければ1.4センチにしておくといいでしょう。
リチャードソンジリス(生体)をケージから出して避難させる
この後に天板を外す作業になるのですが、音と振動が発生するためストレスを与えかねませえん。
なるべくならば隔離しておいた方が賢明です。
天板を外す
ケージの四隅にビスがあるのですが、ビスの頭をゴムで隠してあります。
そのゴムを外すのに役に立つのがマイナスドライバーです。
ゴムを外すとネジ頭が見えるので、それをプラスドライバーで外していきます。
天板に加工を施していく
天板を外し、裏返すとこのようになります。

我が家ではケージ内左側に騒音の原因があったため、天板も左側に作業をしていきます。
ケージ内レイアウトによってそのあたりは各自で調整してください。
この「コの字」型になっている溝にスポンジを押し込んでいきます。

こんな感じです。
騒音があまりにもひどい場合や、隙間が気になる場合はきっちり詰め込みましょう。
ポイントは溝に沿って「コの字」にスポンジも詰めることです。
この時溝からスポンジがはみ出ているとそれを齧られてしまうリスクがあるため、はみ出してしまった場合は押し込むか、カッターで取り除いておきます。
天板を元に戻す
天板を元に戻します。
スポンジと金網がしっかり噛んでいることに気を付けましょう。
他にも四隅の柱がねじれていないか、正面のスライドガラスがレールから外れていないか気を付けながら戻します。
これらに注意しながらビスを止めていきますがここでも注意点が。
ビスを締める際も、一か所ずつきっちり締めるのではなく、4カ所各々を甘く締めながら少しずつ締めます。
リチャードソンジリス(生体)をケージ内に戻す
唐突に家をガチャガチャされてストレスが掛かってるかもしれません。
しばらくはそっとしておいてあげましょう。
また、回し車を使用した際の回し心地が少々異なるようで、戸惑った表情を見せますがすぐに慣れます。
再度スポンジが溝からはみ出していないかを確認して作業は終了です、お疲れさまでした。
効果のほどは?
私個人の感想になってしまいましたが、劇的に変化!とは正直なりません。
冒頭でも話した通り、プラスチック同士のぶつかる音は残念ながらそのままです。
しかし、金属同士がぶつかる音がかなり軽減されたため、飼い主としては満足しています。
何よりも手間はともかく、コストも200円ほどで改善できたのだから及第点でしょう。
原因は溝と金網の隙間が大きく、暴れるための音でしたので、必ずしもスポンジでなくてはならないわけではありません。
よりよいアイデアがあれば教えてくださいませ。
ではでは、少しでも参考になれば幸いです。